トヨタの社長が「終身雇用は難しい」といいましたが
今日はそれによってどのようなことが起るか考えていきたいと思う
終身雇用崩壊で有利になる経営者
終身雇用が崩壊すれば要はコストのかかる正社員を雇わず、使い捨ての人材ばかりを雇えば良いということになる。
企業は正社員を雇わなくていいし、役職も必要なくなるのだ、
そしたら正社員が定年まで会社にぶら下がることが出来なくなるので、労働者側はとことん不利になる。
経営者側からすると、不要な人材をいつでも切れるし無駄なコストが掛からないのでこれほど有利なことはない。
終身雇用崩壊により労働者の立場はさらに弱くなり、経営者に良いように使われるのだ。
これによって労働者はさらにブラック企業にいじめられていく。
シェアの時代に1つの会社にぶら下がるのはリスク
ホリエモンが言っていたけど、結局ネットシェアの時代で一つの会社に全てを委ねるのはリスクでしかないということをみんな理解し始めている。
スマホでどんなものでも複数の会社を通して情報をシェアしていくネット社会。
今の若者は1つの会社で新卒から定年まで勤めあげるような生き方にそれほど魅力を感じていない。
個人で稼いでいく時代は到来しない
よく終身雇用が崩壊したからこれからは個人で稼いでいく時代だとかいうけど、
やはり個人だけで稼いでいくことは難しくほとんどの人が挫折する。
個人で稼ぐ方法としてアフィリエイトやせどり、クラウドソーシングなどといったネットビジネスが上げられるけど、
今は副業ブームによってサラリーマン、企業がどんどん参入して来ている。
参入者が増えるとどうなるか??
市場が飽和していき、競合は強くなり単価が下がって稼げなくなっていくのだ。
実際にアフィリエイトや転売なども資金持っている人が本気でやっているから稼ぐことは難しくなっている。
結局、店舗経営など大抵の起業が上手くいかないようにフリーランスで稼いでいくということはそんなに甘くはないのだ。
さらに増加する非正規雇用
フリーランスとして個人で稼ぐことが出来るのは実力のある人間だけである。
個人の能力が低くて実力の無い人間はどうするか?
結局は派遣労働者になったり、非正規雇用で搾取される以外の道が無いのだ。
やっぱり働くしか道はないな・・・と個人で稼ぐことを諦めて労働の道へと進む。
資金のある企業はいつでも切れてリスクの低い派遣社員や期間社員を常に欲しがる。
派遣会社はスタッフを働かせることにより中抜きで30%の利益が出る。
派遣会社の仕事はスタッフを企業に送り込むということだけ。そこには搾取構造が生まれている。
まあ派遣営業もスタッフの電話対応など結構大変な仕事ではありますがね。
真面目に働いている人間をバカにするのは良くないけども、個人の価値が低いから労働力を売ることしか出来ないのである。
生き残るには個人の価値を高めること
逆に個人を価値が高ければ、その影響力を使ってどんなビジネスでも成功させることが出来る。
名前が売れていれば、商品も売れるしYoutuberになってすぐ稼げるようにもなる。
だから今はインフルエンサービジネスが注目されている。
俺も約1700人までTwitterのフォロワーを増やすことが出来た。
これによりブログ運営にしっかりした基盤が出来上がっているのだ。
これからの時代を生き残るには個人の価値を高めていく努力することが大切である。